わからない前提で解説
    5歳でもなんとなく分かるFX用語!
  
 
  
  
        
  STEP 01 なんとなく理解しよう!
 5歳でもわかる超かんたん解説
    オンバランスボリューム(OBV)っていうのはね、みんなの投票数を数えるみたいなものなんだよ。価格が上がった日は「上がる」に投票した人の数を足して、下がった日は「下がる」に投票した人の数を引いていくの。
例えばね、クラスで遠足の行き先を決める時、どっちに投票する人が多いかを毎日数えていくみたいな感じ。投票数(出来高)がどんどん増えていけば、その方向に決まる可能性が高いでしょ?
面白いのは、値段はまだ動いていないのに、OBVが先に動き始めることがあるんだ。まるで、みんなの気持ちが先に分かっちゃうみたいだね。
これを使えば、大きな動きが始まる前のサインを見つけられるかもしれない。プロも注目している、とっても賢い指標なんだよ!
  つまりOBVは「みんなの投票を数えて相場の行き先を予想する」みたいなものだよ!
 OBVは、まるで川の水量メーターみたいなものなんだ。雨(買い)が降れば水量が増えて、晴れ(売り)が続けば水量が減るでしょ?相場でも、買いの日の出来高を足して、売りの日の出来高を引いていくと、お金の流れが見えてくるの。
水量が増え続けているのに川の水位(価格)がまだ上がっていなければ、もうすぐ氾濫(価格上昇)するかもしれない。逆に水量が減っているのに水位が高いままなら、そろそろ水位も下がるかもしれないね。これが分かれば、相場の先読みができるようになるよ!
            
  STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
 もっと詳しい本格解説
    オンバランスボリューム(OBV)は、ジョー・グランビルが開発した出来高系の先行指標なんですよ。「出来高は価格に先行する」という原理に基づき、日々の出来高を価格の上下によって加減することで、資金流入出を可視化します。スマートマネーの動きを察知できる優れた指標として知られています。
 計算方法は極めてシンプルで、上昇日は出来高を加算、下落日は減算していきます。変化なしの日は前日の値を維持します。この累積値がOBVとなり、絶対値よりも方向性とパターンが重要です。OBVが上昇トレンドなら買い圧力優勢、下降トレンドなら売り圧力優勢と判断します。
 OBVの真価はダイバージェンス(乖離)の検出にあります。価格が新高値を更新してもOBVが更新しない場合、内部的な弱さを示唆します。逆に、価格が新安値でもOBVが下げない場合は、底打ちの可能性があります。また、OBVのトレンドライン分析も有効で、価格に先行してブレイクすることが多く、早期のシグナルとして活用できるんですよ。
  関連用語をチェック!
  出来高 売買された株数や通貨量。OBVの基礎データ    累積 日々の値を足し続けること。OBVの計算方法 
  資金流入出 買いと売りのお金の流れ。OBVが表現するもの 
  スマートマネー 機関投資家など大口資金。OBVで動きを察知 
  先行指標 価格より先に動く指標。OBVの特徴 
  ダイバージェンス 価格とOBVの乖離。重要なシグナル 
   確認指標 価格の動きを出来高で確認。OBVの役割 
            
  STEP 03 オンバランスボリューム(OBV)に関するQ&A
 よくある質問と回答
             
        OBVの方向性が最も重要です。上昇なら
買い圧力、下降なら
売り圧力が強いと判断します。絶対値は意味がないため、
トレンドとパターンに注目します。価格との同調性も確認し、乖離があれば注意信号です。
  OBVチャートに支持線・抵抗線を引き、ブレイクを売買シグナルとします。価格チャートより先にブレイクすることが多く、早期警戒信号となります。
主要な高値安値を結んだラインが特に重要です。
  非常に高い信頼性があります。特に、2回以上の山や谷で確認できるダイバージェンスは、
トレンド転換の強いサインです。ただし、
出来高が少ない銘柄では機能しにくいため、流動性の確認が必要です。
  価格とOBVが同じ方向に動くのが健全な状態です。両方が上昇
トレンドなら強い
買い相場、両方が下降なら
売り相場です。
一時的な乖離は許容されますが、長期的な乖離は警戒信号です。
  はい、
OBVの20日や50日移動平均線は有効です。OBVが移動平均線を上回れば強気、下回れば弱気と判断できます。また、
移動平均線がサポート・レジスタンスとして機能することもあります。
  信頼性が大きく低下します。
出来高が少ないと、少数の取引でOBVが大きく変動してしまうためです。
一定以上の出来高がある銘柄でのみ使用し、薄商いの銘柄では他の指標を優先すべきです。
  単純な加減算のため精度に限界があります。価格が0.01%上昇でも10%上昇でも同じ扱いになってしまいます。対策として、
価格変化率を考慮したOBVや、他の
出来高指標との併用が推奨されます。