CCI(商品チャンネル指数)の意味と仕組み

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

CCI(商品チャンネル指数)

価格の統計的な異常値を検出する指標。トレンドの発生と転換を捉える

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

CCIっていうのはね、普通じゃない動きを見つける探知機みたいなものなんだよ。普段は-100から+100の間を行ったり来たりしているんだけど、この範囲を超えると特別なことが起きているサインなの。

例えばね、クラスのテストでいつも50〜70点の子が、急に90点を取ったら「すごい!何かあったの?」って思うでしょ?CCIも同じで、+100を超えたら「いつもと違う強い動き」、-100を下回ったら「いつもと違う弱い動き」を教えてくれるんだ。

面白いのは、この「普通じゃない」状態が新しいトレンドの始まりかもしれないってこと。みんなが気づく前に、特別な動きを見つけられるかもしれないんだよ。

でも、普通じゃないからって、すぐに飛びつかないで。しっかり確認してから行動することが大切だね!

つまりCCIは「いつもと違う特別な動きを見つける探知機」みたいなものだよ!

CCIは、まるで地震計みたいなものなんだ。普段は小さく揺れているけど、大きな地震が来ると針が振り切れるでしょ?相場でも、普段は-100から+100の間で動いているけど、この範囲を超えたら「大きな動きが始まった!」というサインなの。

+100を超えたら強い上昇の力、-100を下回ったら強い下落の力が働いているんだ。この異常な動きを早く見つけることで、大きなトレンドの波に乗れるかもしれないよ。まるで、地震の初期微動を感じ取るみたいだね!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

CCI(Commodity Channel Index)は、価格の統計的な偏差を測定するテクニカル指標なんですよ。ドナルド・ランバートが商品市場向けに開発しましたが、現在ではあらゆる市場で使用されています。典型的平均価格からの乖離を標準偏差で正規化することで、価格の異常な動きを数値化します。

CCIの特徴は固定された上下限がないことです。通常は±100の範囲で推移しますが、強いトレンド発生時は±200、±300と大きく振れます。+100以上は統計的に異常な上昇、-100以下は異常な下落を示し、この異常値がトレンドの始まりを示唆することが多いのです。期間設定は通常14〜20期間が使用されます。

CCIの活用法は多岐にわたります。±100のブレイクアウトでトレンドフォロー、±100からの反転で逆張り、ゼロラインクロスでトレンド判断、ダイバージェンスで転換察知などです。特に、トレンドの初期段階を捉える能力に優れており、他のオシレーターが機能しないトレンド相場でも有効に機能します。順張りにも逆張りにも使える柔軟な指標なんですよ。

関連用語をチェック!

典型的価格 (高値+安値+終値)÷3。CCIの計算基礎
移動平均偏差 典型的価格と移動平均の差。CCIの分子
平均偏差 偏差の絶対値の平均。CCIの分母に使用
ゼロライン CCIの中心線。トレンドの強弱を判断
±100ライン 正常範囲の境界。ブレイクで異常値判定
トレンドモード CCIが±100を超えて推移する状態
オシレーターモード CCIが±100内で推移する状態
ダイバージェンス 価格とCCIの逆行。転換シグナル
パンダ
STEP 03

CCI(商品チャンネル指数)に関するQ&A

よくある質問と回答

標準は14期間または20期間です。短期売買なら5〜10期間、スイングトレードなら20〜30期間を使用します。期間を短くすると敏感になりますが、だましも増えます。商品や通貨ペアの特性に合わせて調整が必要です。
±200は極端な過熱感を示し、逆張りの目安となります。また、ゼロラインは強弱の分岐点で、上向きクロスで強気転換、下向きクロスで弱気転換と判断します。±50も準トレンドラインとして機能することがあります。
+100を上抜けで買い、-100を下抜けで売りが基本です。エグジットは逆側の100ライン到達か、ゼロラインクロスを使います。強いトレンドではCCIが100以上をキープする限り保有という戦略も有効です。
±200からの反転を狙うのが一般的です。+200以上から下落し始めたら売り、-200以下から上昇し始めたら買いです。ただし、トレンドが強い時は危険なので、他の指標での確認が必須です。
CCIはトレンドの強さと異常値検出に優れ、RSI買われすぎ・売られすぎ判断に優れます。トレンド相場ではCCI、レンジ相場ではRSIが有効です。両方を併用することで、相場状況をより正確に把握できます。
価格が新高値でもCCIが更新しない場合は弱気ダイバージェンス、逆は強気ダイバージェンスです。特に±100を超えた後のダイバージェンスは信頼性が高いです。2回以上の山谷で確認することが重要です。
上位時間足トレンド方向を確認し、下位時間足でエントリータイミングを計ります。例えば、日足CCIが+100以上なら上昇トレンドと判断し、1時間足CCIの押し目(一時的な-100接近)で買いを狙います。時間足の整合性が重要です。
レンジ相場での頻繁な±100突破によるだましが最大の弱点です。また、計算に使う期間によって大きく値が変わる、急激な価格変動時に振れすぎるなどの問題もあります。単独使用は避け、価格アクションと併用することが大切です。