【図解あり】OCOとは?5歳でもなんとなくわかるFX用語解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

OCO

One Cancels the Otherの略。2つの注文を同時に出し、一方が約定したらもう一方は自動的にキャンセルされる注文方法。

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STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

OCOっていうのはね、2つのお願いを同時に出して、どっちか1つが叶ったら、もう1つは自動的に消えちゃう便利な注文方法なんだよ。

例えばね、「晴れたら公園に行く、雨だったら家で本を読む」って2つの計画を立てるでしょ?どっちか1つしかできないよね。OCOも同じなんだ!

FXでは、「値段が上がったら売る、下がったら買う」みたいに2つの作戦を同時に準備できるんだよ。どっちかが実行されたら、もう片方はパッと消えるから、間違えて両方やっちゃうことがないんだ。

まるで、右と左の道があって、どっちか1つしか選べない分かれ道みたいだね。とっても賢い注文方法なんだよ!

これを使えば、寝ている間も安心して取引できるんだ。

つまりOCOは2つの作戦のどっちか1つだけを実行する賢い注文だよ!

OCOは、まるで2つのドアがある部屋で、1つのドアを開けたら、もう1つは自動的に鍵がかかっちゃうみたいな仕組みなんだ。

例えば、100円のおもちゃを持っていて、「120円になったら売る」「80円になったら買い増す」って2つの約束をするの。どっちかが起きたら、もう片方の約束は自動的になくなるんだよ。

これってすごく便利でしょ?上がっても下がっても準備ができているから、チャンスを逃さないし、両方やっちゃう心配もないんだ!

OCO注文の仕組み OCO注文 2つの注文を 同時に設定 注文A 112円で利益確定売り (指値注文) 注文B 108円で損切り売り (逆指値注文) 注文A 約定! → 注文Bは自動キャンセル 注文B 約定! → 注文Aは自動キャンセル

OCO注文では2つの注文のうち、どちらか1つが約定すると、もう片方は自動的にキャンセルされます。利益確定損切りの両方に備えられる便利な注文方法です。

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さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

OCO(One Cancels the Other)注文は、2つの注文を同時に発注し、一方が約定したら他方は自動的にキャンセルされる便利な注文方法なんですよ。利益確定と損切りの両方に備えられるため、リスク管理に優れた注文方法として多くのトレーダーに活用されています。

OCO注文の典型的な使い方は、既に保有しているポジションに対して、利益確定の指値注文と損切りの逆指値注文を同時に出すことです。例えば、110円で買ったドル円に対して、「112円で利益確定売り、108円で損切り売り」というOCO注文を出します。価格が112円に達すれば利益確定され、108円の損切り注文は自動的にキャンセルされます。

OCO注文の具体例(ドル円110円で買った場合) 112円 110円 108円 現在のポジション 110円で1万通貨買い 注文A 112円で売り 利益+2万円 注文B 108円で売り 損失-2万円 上昇時 下落時 どちらか1つが約定すると、もう片方は自動的にキャンセルされます。 リスクとリワードを事前に設定できる安心の注文方法です。

110円で買ったドル円に対して、112円の利益確定と108円の損切りをOCO注文で同時設定。どちらに動いても自動的に対応できます。リスクリワードを1:1に設定した例です。

また、新規エントリーでもOCO注文は活用できます。レンジ相場でのブレイクアウトを狙う場合、上値抵抗線の上に買い注文、下値支持線の下に売り注文をOCOで設定します。どちらかにブレイクした方向についていく戦略が可能です。このように、OCO注文は相場の方向性が不明な時でも、両方のシナリオに対応できる優れた注文方法です。ただし、レンジ相場では両方とも約定しない可能性もあるので、定期的な見直しが必要ですね。

関連用語をチェック!

IFD注文 新規注文と決済注文をセットで出す注文方法。OCOは2つの注文のうち1つ、IFDは順番に実行される。
IFO注文 IFDとOCOを組み合わせた注文。新規注文の後、利益確定と損切りのOCO注文が自動設定される。
指値注文 指定した価格以下で買い、または以上で売る注文。OCO注文の利益確定側で使用される。
逆指値注文 現在価格より不利な価格で発注する注文。OCO注文の損切り側で主に使用される。
ブレイクアウト 重要な価格帯を突破すること。OCO注文でブレイクアウトの両方向に備えることができる。
レンジ相場 一定の価格帯を行き来する相場。OCO注文で上下のブレイクに備える戦略がよく使われる。
リスク管理 投資における損失を限定する手法。OCO注文は利確と損切りを同時設定できる優れたリスク管理ツール。
トレール注文 相場の動きに合わせて逆指値価格を自動修正する注文。OCOより高度な利益確定手法。
OCO・IFD・IFO の比較 OCO注文 2つの注文を同時設定 どちらか1つが約定 →もう片方は自動キャンセル IFD注文 新規注文を設定 新規注文が約定したら →決済注文が自動発注 IFO注文 IFD + OCO 新規注文が約定したら 利確と損切りのOCO注文が 自動設定される 使用シーン OCOはこんな時に ・既存ポジションの決済 ・方向不明な相場 ・ブレイクアウト狙い ・指標発表前の両建て IFDはこんな時に ・押し目買い・戻り売り ・エントリー後の利確 ・決済価格が決まっている ・放置したい時 IFOはこんな時に ・完全自動取引 ・リスク管理重視 ・エントリーから決済まで ・初心者の練習 初心者へのおすすめ まずはOCOで既存ポジションの決済管理から始めましょう。 慣れたらIFD、最終的にはIFOで完全自動化を目指すのがおすすめです。 ※どの注文方法も、設定価格の見直しは定期的に行いましょう。

OCO注文IFD注文IFO注文の違いと使い分け。初心者はOCOから始めて、徐々にステップアップしていくのがおすすめです。リスク管理ツールとして上手に活用しましょう。

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OCOに関するQ&A

よくある質問と回答

ドル円110円で1万通貨買った場合の例です。OCO注文で「112円で利益確定売り(+2万円)」と「108円で損切り売り(-2万円)」を同時に設定します。相場が上昇して112円に達したら自動的に利益確定され、108円の損切り注文は消えます。逆に下落して108円になったら損切りされ、112円の注文が消えます。どちらに動いても対応できます。
OCOは既に持っているポジションの決済や、方向性が不明な相場での新規エントリーに適しています。一方、IFDエントリーポイントが明確で、その後の決済価格も決めている場合に使います。例えば、現在のポジションの利確損切りならOCO、押し目買いを狙うならIFDが適しています。IFOなら両方の利点を活かせます。
最大のメリットは感情に左右されない取引ができることです。利益が出ても「もっと上がるかも」と欲張ったり、損失が出ても「戻るかも」と期待したりすることなく、計画通りの取引が実行されます。また、24時間自動で監視してくれるため、寝ている間の急変動にも対応できます。リスクとリワードを事前に確定できる点も大きなメリットです。
主な注意点は価格が届かずに両方とも約定しない可能性があることです。レンジ相場が続くと、いつまでも約定しません。また、スリッページにより指定価格と異なる価格で約定することもあります。さらに、一度設定すると相場観が変わっても自動実行されるため、定期的な見直しが必要です。設定ミスにも注意しましょう。
約定前なら修正・取消可能です。相場状況の変化に応じて、価格を調整したり、注文自体を取り消したりできます。多くのFX会社では、注文一覧画面から簡単に修正できます。ただし、片方が約定した瞬間にもう片方は自動キャンセルされるため、タイミングには注意が必要です。相場を見ながら適宜調整することが大切です。
ブレイクアウト狙いで効果的です。例えば、ドル円が109-111円のレンジで動いている時、「111.10円で買い」「108.90円で売り」のOCO注文を出します。どちらかにブレイクしたらその方向にエントリーできます。また、重要指標発表前に両方向に備える使い方もあります。ただし、ダマシに注意が必要です。
OCO注文はあらゆる相場で活用可能ですが、特に効果的なのはレンジ相場です。上値抵抗と下値支持が明確な時に、ブレイクアウトを狙うOCO注文が有効です。また、重要指標発表の方向感がない時や、週末のポジション調整でも重宝します。トレンド相場でも、利確損切りの管理に使えます。
OCOは固定された2つの価格で注文しますが、トレール注文は相場に追随して価格が変動します。OCOは設定が簡単で分かりやすいですが、利益を最大化できない可能性があります。トレール注文は利益を伸ばせる可能性がありますが、設定が複雑で、早めに決済される場合もあります。初心者はOCOから始めることをお勧めします。

さらに学ぶ

OCO注文について理解が深まったら、次のステップへ進みましょう。

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