レジスタンスの基礎知識

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

レジスタンス

上値抵抗線。価格上昇を妨げる水準で、過去の高値や心理的節目がなりやすい

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

レジスタンスっていうのはね、これ以上は上がりにくい天井みたいなものなんだよ。

例えば、ジャンプしても届かない高い天井があるでしょ?何回ジャンプしても、その天井より上には行けないよね。FXでも、ドルの値段がある高さまで行くと、なかなかそれ以上は上がらないところがあるんだ。

100円まで上がったけど、そこで止まって99円に戻る。また100円まで上がるけど、やっぱり止まる。これを見て大人たちは「100円がレジスタンスだ」って言うんだよ

つまりレジスタンスは値段の天井みたいなものだよ!

レジスタンスは見えない壁みたいなものなんだ。ボールを上に投げても、見えない壁があったらそこで跳ね返されちゃうでしょ?FXの値段も同じで、ある高さに見えない壁があって、そこまで行くと跳ね返されちゃうんだ。でも時々、すごく強い力で投げると壁を突き破ることもあるんだよ

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

レジスタンス(抵抗線)は価格上昇を妨げる重要な水準で、テクニカル分析の基本概念の一つなんですよ。過去に何度も上値を抑えられた価格帯や、キリの良い数字(100円、150円など)、過去の高値などがレジスタンスとなります。

レジスタンスが機能する理由は、市場心理にあります。例えば、過去に100円で買った投資家が含み損を抱えていた場合、再び100円に戻ったら「やっと助かった」と売り注文を出します。このような売り圧力が集中することで、価格上昇が抑えられるんですよ。

トレード戦略としては、レジスタンス付近での売りや、ブレイクアウト後の買いがあります。レジスタンスで反落することを想定して売りエントリーしたり、レジスタンスを明確に上抜けた後の上昇を狙ったりします。ただし、だましのブレイクもあるため、出来高を伴った明確な突破を確認することが重要なんですよ

関連用語をチェック!

サポート 下値支持線。レジスタンスの反対概念
ブレイクアウト レジスタンスを上抜けること。新たな上昇の始まり
だまし 一時的にブレイクしたように見えて戻ること
レンジ相場 レジスタンスとサポートの間で推移する相場
ダブルトップ 同水準のレジスタンスで2回止められるパターン
売り圧力 レジスタンス付近で発生する売り注文の集中
水平線 チャート上に引く横線。レジスタンスを示す
節目 キリの良い数字など心理的に意識される価格
パンダ
STEP 03

レジスタンスに関するQ&A

よくある質問と回答

過去のチャートで何度も止められている価格を探します。最低2回以上同じ水準で反落していれば、レジスタンスの可能性が高いです。また、日足週足高値100円、150円などのラウンドナンバーも重要なレジスタンスになります。水平線を引いて確認しましょう
必ず機能するわけではありません。相場環境や材料によっては、あっさり突破されることもあります。特に強い上昇トレンドの時や、重要な好材料が出た時は、レジスタンスを無視して上昇することがあります。過信せず、常に両方のシナリオを想定することが大切です
レジスタンスがサポートに転換することが多いです。例えば、100円のレジスタンスを上抜けた後、一度99円まで下がっても、今度は100円がサポートとなって下げ止まることがあります。これを「サポレジ転換」と呼び、重要な現象として注目されます
はい、時間軸が長いほど信頼性が高くなります。5分足のレジスタンスより1時間足、1時間足より日足のレジスタンスの方が強力です。週足月足のレジスタンスは特に重要で、多くのトレーダーが意識するため、機能しやすくなります
レジスタンスの少し手前で売り注文を入れるのが基本です。ピッタリの価格では約定しない可能性があるためです。損切りレジスタンスの少し上に設定します。また、ブレイクアウト狙いの場合は、レジスタンスを明確に超えてから買うことが重要です
より強力なレジスタンスとして機能します。例えば、日足高値週足の高値が同じ水準にある場合、非常に強い抵抗となります。このようなコンフルエンス(合流点)は、高確率で機能するため、特に注目すべきポイントです
接触回数と時間軸で判断します。3回以上反落していれば強いレジスタンスです。また、出来高を伴った反落があれば、より信頼性が高まります。形成期間が長い(数ヶ月以上)レジスタンスほど、市場参加者の注目度が高く、強固になります
フィボナッチ・リトレースメントの38.2%、50%、61.8%の水準は、自然とレジスタンスになりやすいです。特に他のレジスタンスと重なる場合は、強力な抵抗帯となります。多くのトレーダーが意識するため、self-fulfilling prophecy(自己実現的予言)として機能することもあります