ボリンジャーバンドについて詳しく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ボリンジャーバンド

移動平均線と標準偏差を組み合わせたテクニカル指標。価格の変動範囲を示す

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

ボリンジャーバンドっていうのはね、価格がどこまで動きそうかを教えてくれる線なんだよ。

例えばね、かけっこのコースに白い線が引いてあるでしょ?その線の中を走るように、価格も決まった範囲の中を動くことが多いんだ。

真ん中に線があって、その上と下にもう2本ずつ線があるんだよ。ゴムみたいに伸びたり縮んだりして、価格がどこまで行きそうか教えてくれるんだ。

川の流れで言うと、普段は川幅の中を水が流れてるけど、たまに溢れることもある、みたいな感じだね。

つまりボリンジャーバンドは価格の動く範囲を示す線だよ!

ボリンジャーバンドは、価格が遊べる範囲を示してくれる線なんだよ。

公園の砂場を思い出してみて。砂場にはがあるでしょ?普通はその中で遊ぶけど、たまに砂が外に出ちゃうこともあるよね。

ボリンジャーバンドも同じで、価格は普段このバンドの中で動くんだけど、時々外に飛び出すこともあるんだ。それがチャンスになることもあるんだよ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に標準偏差で算出した帯を表示するテクニカル指標なんですよ。統計学的に価格の変動範囲を視覚化し、相場の状態を判断できます。

構成要素は、中心の移動平均線(通常20期間)と、その上下に±1σ、±2σ、±3σのバンドです。統計的に価格は約68%が±1σ内、約95%が±2σ内に収まるとされています。

バンドの収縮(スクイーズ)は値動きの縮小拡大(エクスパンション)は値動きの拡大を示します。バンドウォークという現象では、価格がバンドに沿って動き続け、強いトレンドを示唆します。逆張り順張り、両方の戦略で活用できる優れた指標なんですよ。

関連用語をチェック!

移動平均線 一定期間の平均価格を結んだ線。ボリンジャーバンドの中心線
標準偏差(σ) データのばらつきを示す統計値。バンド幅の計算に使用
スクイーズ バンドが収縮した状態。大きな動きの前兆とされる
エクスパンション バンドが拡大した状態。ボラティリティ上昇を示す
バンドウォーク 価格がバンドに沿って動く現象。強いトレンドのサイン
逆張り トレンドと逆方向に取引する手法。バンドタッチで使用
順張り トレンドと同方向に取引する手法。バンドブレイクで使用
ミドルバンド 中心の移動平均線。トレンドの方向性を示す
パンダ
STEP 03

ボリンジャーバンドに関するQ&A

よくある質問と回答

最も一般的な設定は期間20、標準偏差2です。これは開発者のジョン・ボリンジャー氏も推奨する設定です。短期取引では期間10-15、長期では25-30を使うこともあります。また、±2σに加えて±1σや±3σを表示することで、より細かい分析が可能です。相場環境や取引スタイルに応じて調整することが大切です。
±2σタッチで逆張りする戦略があります。上部バンドタッチで売り、下部バンドタッチで買いです。ただし、レンジ相場でのみ有効で、トレンド相場では損失が拡大します。エントリー前に、ミドルバンドの傾きを確認し、水平なら逆張り可能と判断します。必ずストップロスを設定し、バンド外に置くことが重要です。
真のブレイクアウトバンド外での終値確定で判断します。瞬間的にバンドを超えても、終値で戻れば「だまし」の可能性が高いです。また、出来高の増加を伴うブレイクは信頼性が高まります。さらに、バンドが拡大し始めているタイミングでのブレイクは、新たなトレンドの始まりを示唆します。
スクイーズは嵐の前の静けさです。バンド幅が過去20期間の最小値付近になったら注目します。その後の最初のブレイク方向エントリーする戦略が有効です。ただし、だましもあるため、ブレイク後のミドルバンドでの押し目・戻りを待つ方が安全です。大きな利益を狙える場面なので、しっかり準備しましょう。
バンドウォークは強いトレンドの継続を示します。価格が上部バンドに沿って上昇、または下部バンドに沿って下落する現象です。この時は逆張りは厳禁で、トレンド方向への順張りが有効です。ミドルバンドまでの押し目・戻りで追加エントリーし、バンド内に戻ったら決済を検討します。
RSIとの組み合わせが人気です。バンドタッチ時にRSIが買われすぎ・売られすぎなら、逆張りの信頼性が高まります。また、MACDとの併用で、トレンドの強さを確認できます。バンドブレイク時にMACDがゴールデンクロスなら、上昇トレンドの可能性が高いです。複数の根拠が重なる時にエントリーすることで勝率が向上します。
ミドルバンドは相場の中心的な均衡点です。価格がミドルバンドの上にあれば上昇基調、下なら下降基調と判断できます。また、サポート・レジスタンスとして機能することも多く、押し目買いや戻り売りのポイントになります。ミドルバンドの角度も重要で、急角度なら強いトレンド、水平ならレンジ相場を示唆します。
最大の限界はトレンド相場での逆張り失敗です。バンドタッチで逆張りしても、価格がバンドに沿って動き続けることがあります。また、急激な相場変動では、バンドの反応が遅れることもあります。さらに、単独使用は危険で、必ず他の指標や相場環境と合わせて判断することが重要です。過信せず、あくまでも判断材料の一つとして活用しましょう。